インド☆ニューデリー【路上ダンスパフォーマンス10分間の奇跡】
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時は25歳の春、

僕はインドのバラナシ(ガンジス川の沐浴で有名)で
ホームレスになりかけるトラブルに見舞われることとなり、

その教訓から
所持金0円になっても生きていけるように策を立てることを考え始めていた。

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#varanasi

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そんなある日

ニューデリーのサンタナゲストハウスで
日本人のダンサーMIHOさんと出会う

路上パフォーマンスの話が弾み

「やってみますか!」

めっちゃ軽いノリで

出会ったその日に、スピーカーを持って
街に繰り出すこととなる

日も暮れ、暑さが和らいできた頃

僕たちのパフォーマンスは幕を開けた

僕はストリートダンス

MIHOさんはて足首に鈴をつけて踊る
民族のダンス

ダンスパフオーマンスを開始して10分。

なんと
スピーカーの充電が切れた。

たったの10分。

終了。

しかし顔を上げてみると
たくさんの拍手に包まれ
たくさんの人だかりができていた

「うっお!まじかよ」

僕たちはノリで始めたことであり
お金を貰うつもりはなくお金を受ける箱などはもちろん用意していなかった。

ところが一番前で見ていたお兄さんが自ら
観客からお金を集めだして、僕たちに手渡す

その行動にびっくりして

「いやいや、そんなつもりじゃなかったので」

と拒否するが

気持ちだからと言う。

結局皆さんの優しさをありがたく受け取った。

近くでヘナタトゥーを路上で描いている
ヘナタトゥー職人さんが

僕たちに声をかける

「凄かったよ!これは俺たちからのプレゼント!
2人にタトゥー描いてあげるよ!」

僕& MIHO『え、待って、なんで皆こんなに優しいの』

お言葉に甘えて2人はヘナタトゥーを腕に書いてもらうことになった。

楽しくおしゃべりをしながら
タトゥー職人さんは慣れた手付きで
ヘナを上手に使いあっという間に描きあげる。

めちゃくちゃ嬉しかった

僕は、腕に出来上がったタトゥーを
誇らしく天にかざした

そんなこんなしていると

なんと今度は
頭上から声が飛んでくる。

ホテルの3階辺りから手招きをしている人が視界に入る

「こっちにおいで!ディナーをご馳走するよ!」

そう。
上からも観てくれていた人がいたのだ

ホテルのバルコニー
パキスタンの紳士なおじさんが迎えてくれた

僕たちは夕食を食べたばかりだったので

「いやいや悪いです!大丈夫ですー!」
と断るが

あまりの勢いと優しさに

飲み物だけ有り難くご馳走になり、楽しい時を過ごした。

10分間のパフォーマンスではとても釣り合うはずがない沢山の人の温かさを噛み締めた。

 

ある噂を聞いたことがある

『世界中をバスキングで旅していた男がいたが、
一番稼げた国はインドだった』と。

そんなわけなかろう!!!

と思っていたが
あながち嘘ではないかもしれない。

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